障害者福祉事業所のキャリアパスと人事考課導入について、経営者及び管理者が理解すべき仕組みと導入のポイントについて解説いたします。
キャリアパスを機能させアウトプットに反映させる仕組みを自社内で構築することが重要です。
従業員の処遇改善を目的に福祉・介護職員処遇改善加算や特定処遇改善加算が報酬に追加され、介護事業や福祉事業ではキャリアパスの関心が高まってきました。しかし、残念なことにキャリアパスのアウトプットを実感してしる経営者様は少ないようです。
加算要件を満たしてもアウトプットである従業員の離職率低下や人財育成、サービス向上、職員満足度向上などに反映されず、慢性的な人手不足とサービス低下に悩んでいる経営者様も少なくありません。
インプットである経営理念や方針がしっかり示されても、従業員が積極的に自己研鑽を促すスループット(職能資格制度・人事考課制度)が機能せず、先で述べたアウトプットにつながっていないのです。