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第4回:介護事業所の生産性向上はPDCAサイクルを回すこと【事業所と従業員の成長につなげる方法】

前回に引き続きシリーズで、私がコンサルで訪問させていただいている介護事業所や障害者事業所へアドバイスしている内容をまとめ、ブログで掲載しています。

 

今回は、第4回で「経営戦略の図式化」です。

 

戦略シナリオを図式化するメリットは、文書をシンプルにまとめ誰でも理解できる戦略を構図にすると、従業員が「自分がどのように働くと、事業所の収益にどのように影響を与え、その結果、自分にどのように還元されるか」という一連のプロセスを容易に理解することができることでしょう。

 

 

つまり、全ての従業員の「働く目標」に落とし込み「働きがい」につなげることが期待できます。

 

経営者の悩み

多くの経営者の悩みは・・・・・

次のようなことではないですか?

 

 1.人員不足に関すること⇒従業員の定着と離職

 

 2.従業員の育成に関すること⇒人材育成

 

 3.業績に関すること⇒経営戦略

では、このような経営者の課題に沿って戦略シナリオ作成から図式化まで具体例をあげて解説しましょう。

 

上記の悩みを解消するためのシナリオ・・・・・・

 

まずは法人と部署の目標設定が大切です。

 

全ての指標は法人の目標と部署目標の設定から作成することになります。

 

【法人目標】

・従業員全員で協働してスキルアップを図りサービスの質向上と生産的な業務に取り組む

 

【部署目標】

・サービスの質向上、効果的かつ生産的な業務を行う

 

上記の目標に沿って戦略シナリオを作成します。

 

【戦略シナリオ例】

〇〇事業所は、今年度〇〇万円の収益増を目指します。

 

各部署の目標として、職員全員のスキルアップを図りサービスの質向上を目指し、効率的で生産的な業務を行う必要があります。

 

そのためには、クレームを少なくしサービスの質を上げ欠勤や遅刻、残業を出来るだけ減らし利用者満足度〇〇%、〇〇コスト削減〇〇万円の目標を指標に掲げました。

目標を達成すると収支差率〇〇%となり収益〇〇千万円が実現し増益を職員へ還元することができます。

 

シナリオ化したら次は、全職員へ周知できるように図式にして伝えます。

 

 図式作成のコツはシナリオに記されている指標を整理することです。

 

 上記のシナリオを指標化すると次のようになります。

 

KGI指標:成果・効果(アウトカム)

 

利用者増〇〇人

・収益〇〇千万円

・職員離職率〇〇%

 

 

 KPI指標:プロセス評価(効率性・生産性)

 

・稼働率安定

・利用者満足度

・経費削減(人件費、〇〇コスト)

・職員満足度

 

 

 アウトプット指標

 

・収支差率

・生産性(利用者数、営業日数、費用対効果など)

 

 

アクション

 

・目標に対する施策(クレーム件数、業務改善件数など)

 

 

 CSF指標:目標管理

 

・クレームの報告・連絡・相談の実行

・研修参加率、OJT・OFF―JTの実行

 

 上記を図式化すると次のようになります。

 

このように図式化すると全ての目標や指標がつながり、最終的なアウトカムを目指すことが誰にでも理解できます。

 

では、これを実践するためのシステムを次回説明します。

 

最後まで読んで頂き有難うございます。

感謝します。

 

参考になれば幸いです。