標準予防策(スタンダードプリコーション)

標準予防策は,感染症の有無に関わらずすべての患者のケアに際して普遍的に適用する予防策である。標準予防策は,患者の血液,体液(唾液,胸水,腹水,心嚢液,脳脊髄液等すべての体液),分泌物(汗は除く),排泄物,あるいは傷のある皮膚や,粘膜を感染の可能性のある物質とみなし対応することで,患者と医療従事者双方における病院感染の危険性を減少させる予防策である。